本日は、名古屋セントラルパークのもちの木広場で演奏させていただきました。
「Phil Fiesta Tokai 2018」という、東海地区にお住まいのフィリピン人の方々のお祭りで、昨年から開催されてみえるようです。
今回は、副会長の知人であるこのイベントの関係者の方から急遽オファーをいただきました。

いや～、いろいろありまして何から書こうか迷ってしまいますが、とにかく無事に演奏できて良かったです(^^ゞ

まず、先週オファーをいただいた時には、この記録的な猛暑の中の野外ライブということで、まず「暑さに耐えれるだろうか？」と不安な気持ちもありましたが、めったにないチャンスですので喜んで受けさせていただいたのですが、ご存知のように、この週末に限ってまさかの台風12号の襲来で、そもそもイベントが開催されるのだろうかという不安に変わり本日を迎えました。

朝の段階では、午後からは台風一過で晴れるという予報で、イベントは予定通り開催されるとのことで会場に向かいました。
ところが、出発して名古屋に入る頃にはだんだんと雲行きが怪しくなってきて、ポツポツと雨も降り出しましたのでネットで天気予報を確認すると、16時頃まで雨マークに変わっていました(^^ゞ

早めに到着して、セントラルパークの地下駐車場に停め、機材をクルマに置いたまま会場の様子を見に行った頃にはポツポツどころか結構本格的に降りだしましたが、事前にステージには屋根があることを確認してましたので「何とかやれそうかな」と思いながら現地に到着してみると、なんと前日からの台風の強風を考慮して屋根が撤去されてました(^^ゞ
さすがに中止だろうとステージに目をやると、雨の中パフォーマンスされてみえる方と、雨もお構いなしに普通に観覧してみえるお客さんたちの姿が…
これが日本人のイベントでしたら間違いなく一時中断になるところで、そもそもお客さん自体が蜘蛛の子を散らすように屋根の下に逃げ込んでしまって、客席はガラ～ンとなってしまうのが普通ですが、みなさん傘もささずに普通に座って観て楽しんでみえる姿にカルチャーショック(^^ゞ

その後も、時折雨は止んで陽は差すものの、基本的には雨模様でしたので「さすがにアコギ演奏は無理だろう」と主催者の方にどうするか聞きに入ったところ、予定時間に関係なく合い間に入ってくださいと言われ、「マジか？」と思いつつ慌てて機材を駐車場まで取りに行きました。
とりあえず機材を取りに入って、会場に戻ってみるとパフォーマンスは続いてました。ただし、機材を使用するというのではなく、オケを流しながらの歌がメインでしたので、びしょ濡れになりながら熱唱されてました。

で、機材を控え室代わりのテントに搬入して出番を待っていると、いよいよ雨が土砂降り（HARD RAIN）状態に…
さすがにこれは中断だろうと思ったのですが、まだ止める気配すらありません。
機材も濡れてしまいますので、もしこの状態で「次にどうぞお願いします」と言われても、私たちの演奏は飛ばしていただいくつもりで「今日の演奏は諦めよう」と二人で話してました。そもそもプログラム自体はユルイ感じ（これも国民性？）でしたので。

その後も雨は降ったり止んだりの状態でプログラムは進み、いよいよ「次に入ってください」と言われた頃にはようやく青空も見え始め、これはいけるかもと思い臨戦態勢に。

そして我々の出番になり、このチャンスにやるしかないと思いいざステージに！
持ち時間は10分くらいでと言われてましたので、ロックナンバー3曲をノンストップで演奏しました！
リハもなしで、セッティングも時間がかけられないと分かってましたので、二人の音量バランスをPAの方にお任せしなくてもいいように、AC-60にギターのラインを突っ込んでモニター代わりにして、そこからのラインアウトをPAに送る作戦で演奏したのですが、これが大正解！
メチャクチャ良い感じで、今までで一番かもという音響の中で気持ちよく演奏できました。
栄のど真ん中で、私たちの曲が爆音で流れるなんて夢のような体験をすることができました！

お客さんもほぼフィリピン人の方でしたが、アウェー感はゼロで私たちの演奏に「ブラボー！」と声をかけてくださって、会場もメチャ盛り上がりました！
こういう時は、歌のないインストミュージックのパワーを感じます。インストに国境は関係ないということですね(^^♪

他にも書ききれないほどいろんなことがあって、熱く濃い体験をすることができました！
いや～、音楽やってて良かったぁ！
オファーをしてくださった関係者の方々、そして演奏を聴いてくださったお客様の方々、本当にありがとうございました！

日時：2018年7月29日（日）
場所：「Phil Fiesta Tokai 2018」（名古屋市）

01. HARD RAIN
02.  喧騒の街
03. TAIL to NOSE

reported by 会長